ブレーキ機器が凍結すると非常に危険な状態になります。凍結を防止するためにエア・タンクの水抜きを励行すると共に、特に冬期に入る前にブレーキ機器の点検整備を行い、ブレーキ用エアに含まれている水分の除去を、今年もお忘れなく実施下さい。
・リレー・エマージェンシー・バルブ内に水分があると、冬期に水分が凍結し、当該バルブ内のピストンが固着することにより、ブレーキが作動し続け、ブレーキの引き摺りが発生し、最悪は火災に至ることがあります。
*ブレーキ機器の点検整備は、専門のサービス工場(認証工場)で受けて下さい。
⇒トレーラをご利用のお客様におかれましては、気温が低下する冬期を迎えるにあたり、下記資料をご一読いただきますようお願いします。
・トレーラの停車時におけるブレーキ操作は、2000年7月(中期ブレーキ規制)以前においては、トレーラ・ブレーキ・レバーで行う場合がありました。中期ブレーキ規制以降のトラクタはブレーキ操作系の変更に伴い、停車時におけるブレーキ操作はトラクタの駐車ブレーキ・レバーで行われる場合があり、この操作を多用される場合や登り降りの頻繁な走行等のシビア・コンディションにおいてはオートマチック・スラック・アジャスタ(ブレーキの利き具合を最適化する装置)やブレーキ・カム・シャフト等に負担がかかり、機能が損なわれることにより、トレーラのブレーキ利き不良にいたる恐れがあります。
・ブレーキの利き不良を防止するために、法律に定められた点検整備を確実に実施し、かつシビア・コンディション時のブレーキ機器の点検を徹底していただき、異常がある場合には部品交換など、適切な処置を行ってください。
・なお、ブレーキ機器の点検整備は、専門のサービス工場(認証工場)で受けてください。
・この度、ご注意いただくために点検・整備のお願いを掲載しましたのでご案内いたします。トレーラをご利用のお客様におかれましては、トレーラの安全運行にあたり、下記資料をご一読いただきますようお願いいたします。
トレーラのスプリング式駐車ブレーキにおいて、駐車ブレーキ・バルブが作動状態で走行した場合、ブレーキの引き摺りにより過熱し、最悪の場合車両火災に至ることがあります。
走行前には、必ず「解除」確認を行って下さい。又、安全にお使いいただくために、駐車ブレーキ機構の点検整備についても、下記の点検項目を実施下さい。
【点検項目】
・点検個所:駐車ブレーキ機構
・点検内容:駐車ブレーキ・バルブの排気口からの排気音の状態
・点検時期:日常点検/3ケ月/12ケ月
尚、スプリング式駐車ブレーキの取扱方法、点検整備方式につきましては、トレーラメーカーの取扱説明書、メンテナンスノートにてご案内しております。
必ずご確認下さい。
詳しくは、下記トレーラサービスニュースをご覧ください。
アルミホイール、スチールホイールを履き替える場合の注意事項、及びホイールナット締め付けトルク一覧を記載しました。
アルミホイール、スチールホイールは専用のホイールボルトナットが必要です。
各トレーラの平成5年以降に生産登録された新型自動車を対象としたホイールナットの締め付けトルク一覧です。
正しい取扱いをお願いいたします。
国土交通省は、自動車の日常点検整備及び定期点検整備の内容を平成19年3月14日に公布し同年4月1日施行ました。
(1)大型車
点検・整備等の不良を原因とした車輪脱落事故が発生していることから、「再発防止のための注意事項等の一層の徹底を図るため、点検内容のに直しと追加をおこなった。
(2)被牽引自動車
被牽引自動車は、点検項目を規程する別表を事業用自動車等に適用するものから分離し、わかりやすく規定した。
当会では不正改造の根絶のため「不正改造 見たら 聞いたら110番」のキャンペーンをしております。 不正な二次架装をしている業者を発見しましたら、添付の運輸支局 または当会へ情報連絡をお願いします。
過去の不正な二次架装車の是正(車検証記載・事項の修正、または車両の復元)を推進しています。その一環として、(社)全日本トラック協会殿に「不正な二次架装車両の早期改修へのご協力方お願い」をしています。関係者の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
トレーラ使用者、整備関係者に安全運行していただくため大型トレーラのホイールボルト、ナットの正しい取り扱いについて注意事項をまとめました。
整備不良による車輪脱落事故例もありますので、日頃から正しい点検・整備の実施をお願いいたします。