当会が商用車架装物の設計・製造にあたり、原材料の削減、長寿命化、再資源化等を行うための判断基準として、『商用車架装物に関する3R「判断基準」ガイドライン』を設定し、遵守しています。
会員各社の3R取組み状況は各社ホームページ又は担当部署にお問い合わせ下さい。
商用車架装物の解体・リサイクルを行う事業者の方の利便性(問い合わせ等)を向上させ、リサイクルの促進を図るため、架装物の分かりやすい場所に、架装物の製造者名及び使用している樹脂部品材料名を表示しています。
当会会員各社が製造する架装物の解体について、『適正で効率的な作業』や『責任ある使用済み架装物処理方法』を案内し、使用済み架装物処理の各段階で適正且つ安全に処理するための手順をまとめ公開しています。
解体マニュアル記載一覧→商用車架装物のリサイクル・適正処理を推進するため、一般社団法人 日本自動車工業会(以下、自工会)と共同で、商用車架装物を廃棄するお客様、解体業者、行政に対して、必要な処理や再資源化が適正に行えるよう架装物判別ガイドライン、架装物の適正処理について(パンフレット)、全国の協力事業者パンフレットを作成しています。また、2021年より、商用車架装物LiB(リチウムイオンバッテリー)の回収の方向性を提示しています。
協力事業者制度
以上の進捗状況は次の報告書をご覧ください。
【産業構造審議会(経済産業省)/中央環境審議会(環境省)】
環境にやさしい車体の普及促進のため、リサイクルの促進を目的に「環境基準適合ラベル」を2004年度に制定、「新環境基準適合ラベル」を2011年度から追加制定しました。この2種類の環境適合ラベルの運用開始に伴い、JABIA規格を制定し活動を推進しておりますが、2020年4月に、記載内容をより解かりやすくするため改定しましたので、ご案内いたします。
【主な改定点】
1. トレーラも対象範囲として明記しました。
2. 目次を追加し、検索しやすくしました。
3. 環境基準適合ラベル及び新環境基準適合ラベルの基準を別表としてまとめました。
【追加作成】
ラベルの申請及び購入フローを作成し全体の流れを判りや すくしました。
1:当会設定の「商用車架装物に関する3R“判断基準”ガイドライン」を遵守していること。
2:機種別解体マニュアルを設定し、公開していること。
3:製造者名を表示していること。
4:樹脂部品材料名表示をしていること。
このたび、“より環境にやさしい架装物”をめざし、新たな3要件を追加した「新環境適合ラベル(通称:ゴールドラベル)」を追加設定いたしました。(2011年4月から施行)
ゴールドラベル取得機種一覧はこちら
当会会員各社の生産工場では地球温暖化対策の観点から、電力・燃料等のエネルギー使用量の低減、及びそれに伴うCO₂の排出量削減に取り組んでいます。
2008年度から当会会員メーカーから排出されるCO₂の大部分は「自工会会員各社からの生産委託によるもので、自工会と当会との連携により、温暖化対策が一層促進される」との理由から自工会と統合して、生産工程から排出されるCO₂量のさらなる削減を推進しています。
当会は自工会との合算目標を2030年度▲38%(2013年度比)に設定しています。
車体の生産工程から排出される廃棄物について、発生量の抑制、再資源化(リサイクル)率の向上、埋め立て処分量の低減に取り組んでいます。
これにより最終処分量は順調に低減し、2025年度の目標である2,900トン(2000年度比89%減)を達成。
光化学スモッグ等の原因とされているVOCは車体製造工程では主に車体塗料の溶剤に含まれており塗装工程から排出されます。
当会では自主取組削減検討を行い、車体塗装工程で発生するVOC(揮発性有機化合物)を低減する活動を推進しています。