法規情報
保安基準の細目告示等の一部改正について (特定改造、OBD検査)
【改正概要】
継続検査等においてOBD検査(車載式故障診断装置(OBD)を活用した検査)を可能にするた
め、並びに特定改造等の許可の際に適用する基準を定義するため、保安基準の細目告示及び同適
用整理告示を以下のとおり改正した。
- (1)OBD検査
- ①継続検査等に用いるOBDの技術基準を新設し、自動車の装置の故障を表すコードがOBDから
- 検出された場合、当該装置は保安基準に適合しないこととする。
- ②かじ取装置、制動装置、排出ガス発散防止装置、車両接近通報装置及び自動運行装置につい
- て、細目告示第2節(改造車に適用する基準)及び第3節(継続検査に適用する基準)におい
- て、当該基準を適用することを定める。
- (2)特定改造等の許可
- ①特定改造等の許可の際に適用する細目告示の節を規定する。
- ②特定改造等の許可の際に満たすべき組織のサイバーセキュリティ要件の規定を踏まえ、自動
- 車のサイバーセキュリティ要件の改正を行う。
- (3)適用時期
- ①上記(1)については、2021年10月以降(輸入車にあっては2022年10月以降)の新型車の
- うち、型式指定後2年(2024年9月(輸入車にあっては2025年9月)までの間は最大3年)経過
- した自動車が対象。
- ②上記(2)②については、2022年7月以降の自動運行装置を備えた新型車から適用。
【スケジュール】
公布:2020年8月5日
施行:OBD検査に関する改正は公布の日
特定改造等の許可に関する改正は2020年11月23日
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